夢は大きすぎるほどに

出会って何年にもなる気心知れた友人に
【突然だけど今の夢は何?】と聞かれた。
帽子教室に遠くから通ってきてくださる素敵なマダムからも
【10年後はどうなっていたいですか?】
なんて質問をされた。

すぐに答えを見つけることが出来なかった私は
返事を来年まで保留にしてもらった。
ここには書かないけれど2人はとても素敵な目標を自分の人生に掲げている。
他人をこんなに羨ましいと思ったことはなかったかもしれない。

そういえば若かりし頃は有名になりたい!とか玉の輿に乗りたい~とか
実現するしないはともかく
【こうなれたらいいな】という妄想をたくさん持っていた気がする。
年齢と経験を重ね、自分の行きたい方向と持っている力がはっきり見えてくると
【こうなりたい】という思いはいつの間にか【こうなれる】になってきて
今はもう目の前の仕事をこなすのに精いっぱい。
もっと先に到達するための努力を出来ずにいる。
そんな現状を突き付けられた質問だった。

今年になって出会った彼女はキャンドルの作家さん。
とてもやさしくて温かくて
かわいらしいけれど大人の落ち着きがあって…
ご本人も作品も私は大好きなのだが
この方も芯が強くていい意味で人生にどん欲!

好きなものが明確に見えている人。
持っている夢を身近な人に惜しみなく話して「常に種まきしてるのよ~♪」とカラカラ笑っている人。
その夢がとてつもなく大きくて一瞬びっくりしてしまうけど
願って唱えていればいつかかなう気がして
私までその夢に便乗してしまいそうになる。

来年は大きすぎるほどの夢を持って
追い立てられる毎日から一段上に足をのばしてみよう。

キャンドル作家 河野靖子さんも出展されている

『冬の日の、おくりもの』展の様子です。

Candle

12月17日(木)~27(日)

手芸とアートの本屋さんArt-Bookshop(神保町)にて