アッパレなニュース

尖閣諸島の事件以来、中国という国の怖さをあらためて見せつけられてきた。

平和ボケ気味の私でさえも、これからどのように共存していくべきなのかを考えさせられたくらい、ショックだったところにちょっとビックリで嬉しいニュースが飛び込んで来た。

劉暁波のノーベル平和賞受賞

毎日楽しみにしている【宮崎正弘の国際ニュース・早読み】でも、最近の話題として取り上げられていた。彼以前にも人権運動家・民主主義者で受賞確実だと言われていた候補を妨害してきた実績があるという中華人民共和国。

中国国内の運動家が政府に押さえつけられてしまうのと同じで、大国である中国に間違った考え方ややり方を指摘しようと日本のような小さな国が騒いでも、相手のやることがこちらの常識とは違うので予測出来ないし、とにかく利害の上に成り立つ主張に対抗できるだけの強さが足りない気がする。(それは経済状況のせいか?)

ノーベル平和賞を彼に授与したことは、国際社会の世論をかの国に伝える最善の方法の一つであることに間違いない。ここは選考委員会の英断にアッパレ。都合の悪いノーベル平和賞の報道になったと同時にテレビ画面が突然真黒になってしまう国…それが世界に報道されるのだから、ますますそのあり方を問われる行為なのでは?

これからの中国の反応、変化に期待したいものだ。

危ういバランスの平和を確かなものにするために、争いの歴史を繰り返すことのないように、【この国に生まれたくなかった】と思う人がいなくなるような世界になるように、どの国のどの人も努力していかなければならない。

ノーベル平和賞は個人(団体)の栄誉ではない。問題のある部分にひとつひとつスポットを当て、解決を模索すべくあらためて当事者たちと国際社会に問いかけている。